ぼーっとして窓を見続けていたらあの頃の部室の窓を見ている時と重なった。

絵を描きながらつまらなそうに見ていたあの頃の窓にはあなたが手を振ってくれてた。

お互い会いたい気持ちを抑えて絵に打ち込んでたあの頃。

部活が終わり、夜の学校の階段で抱き合ってたあの頃が。

あの頃の鮮明な記憶が。

今では少し霞んでて、

渇かないようにいつも涙で濡らして。